mudai_,... -──- 、.___,.ィ ´ `ヽ、 / \ . / /// // ! ! ! ', ', ヽ / / //,' ,' i ! ! i i ! ', ,'i il ! i ! i i ! ! l ! |i i i |l ll ll ! ,.LLi ! ! li-‐l‐-lH、l i | |i ll lィ1「⊥l l_!_l_l_l_,.イ-=vノ }} i i l | |ハ li V/!⌒ト iト-イ::ヽ/! ! l il ! ヽ|ヽム { トイ:i| |r:じ::i| l l | i ! . l ヽム V_,.! 、 ゝニ.ノ l l l l!, リ l ! lム ´ r‐┐ /// 〃 / ! li ヽ 、_ ヽ_ノ _,. -7// //_/ ヽ乂! レ‐'"` ーr-‐ '_,>、 /_/ノ‐'´ ヽ/ ,r─ムr=ニ--く\_ /! /}_ト、 / ヽ / ト、 ,イ ト、. } ', ! ハ / ! \_/ ! i i \/ ヽ_/ l l l l ! l 1947 年から 1956 年にかけて、死海北西にあるクムランという場所で発見された様々な巻物のことをまとめて死海文書(しかいもんじょ)と言う。これは最古の聖書写本(ちなみに発見されたものの 1/4 くらい。ただし、エステル記だけは発見されていない)と、聖書の外典、偽典(1/3 くらい)、聖書の註解、クムラン教団独自の文書(1/4 くらい)からなっていた。 最古の聖書写本は、聖書のテクストが時代とともにどのように変化してきたのかを研究する上で非常に有効な研究材料となった。また、発見された文書の種類や数から、どのような信仰やメンタリティを持っていた人たちが残したものなのかということも、推測される。 また、聖書関連の文書や、クムラン共同体独自の文書からは、死海文書を書き記した共同体のメンバーたちの生活や思想について知ることができる。現在、コンセンサスを得ている理解では、クムラン教団はエッセネ派によく似た(しかし、完全には同一ではない)性格を持った禁欲的な秘教集団で、けがれに対して厳格な規則を持っていたらしい。黙示的な思想を持ち、光の子と闇の子の最終決戦といった二元論的終末が比較的近い未来にやって来ると信じていたようである。そして、光の子の勝利の後には光の陣営に属したものたちは、天使にも等しいような存在になり永遠に幸せに暮らすという未来を夢見ていたようである。 そしてこれらの死海文書は、一般にはイエスの生まれる少し前の時代の文書だと現在考えられている。こんなに古い巻物が、発見されたということで、考古学的にもキリスト教的にも注目されたのである。 エヴァにおける死海文書 秘密結社 Seele における全計画の記された書類、それが死海文書である。計画書、あるいは一種の予言書のようなものと思われる。また、生物の住めなくなった死の世界である 2nd Impact 後の南極を、番組中では「まるで死海」と呼んでいる場面もあった。 TV の中で Seele の死海文書のテクストが引用されることはなく、これが現実の死海文書と同一なのか否かは、はっきりしなかった。劇場版の EVANGELION DEATH では、「 Seele の持つ裏死海文書」という冬月の言葉があり、 Seele の死海文書と現在知られている死海文書は、別物であるという観が強くなった。 TV シリーズの最大の謎の一つであった 2nd Impact の発生も、 Seele の死海文書に記されたことと深く関わっているらしい。劇場版 EVANGELION DEATH 及び REBIRTH では、 2nd Impact は他の使徒が覚醒する前に、死海のほとりで発掘されたロンギヌスの槍によって(?)、第壱の使徒アダムを卵に還元することで、その被害を最小限にとどめるべく、人為的に起こされたものと説明された。 Seele の死海文書に記された使徒の数は 17 体であり、第弐使徒以外はすべて物語中に登場した。使徒とエヴァの戦いも死海文書に記されているのかもしれない。 エヴァの企画書では、南極ではなく死海のほとりでアダムが発見され、その爆発により、死海蒸発事件が起ったなどという設定であった。これを考慮に入れれば、何故 Seele の計画書が死海文書と呼ばれているのかも、より自然に理解することができる。また、企画書の段階では使徒の総数は(番組中での)死海文書に記述されている 28 体であった。 現実の死海文書は数多くの旧約聖書及びその外典偽典の断片と、その注釈と、クムラン共同体独自のテクストの総称である。エヴァと関係のありそうな部分は、旧約 「創世記」 (Neon Genesis という英題やサウンド・トラック CD に引用された断片)や、旧約 「イザヤ書」(ルシファーやリリスが登場する)や、旧約 偽典「エノク書」(数多くの天使が登場する)や、旧約 偽典「ヨベル書」(タイム・スケジュールが記されている。)や、クムラン共同体独自の文書「戦いの書」 (英名 The War Rule: 光の子と闇の子が戦う方法、様子、結末などが書かれている) などであろう。 創世記 原初のアダムなどに関する創世記の隠秘学的解釈は、企画書段階で設定にあった、先史知的生命体である、第壱始祖民族(使徒は彼らの残した遺物という設定)を彷彿とさせるし、 OP や NERV の司令室の天井や床に描かれた生命の樹は、人類補完計画と生命の樹(神性の流出 => 神への道、エデンの園の生命の樹の実) との関係をうかがわせている。これは、企画書段階での人類補完計画の構想の片鱗 (エデンの園の生命の樹の実を科学的に創造、死と原罪から人類を解放する) を見せてくれる。 イザヤ書 12 枚の羽を持つとされる堕天使ルシファーは、元々は イザヤ書 14:12 の記述によっている。イザヤ書では、本当は単にバビロン捕囚当時のバビロンの王に対し、カナン人の伝説を引用して、いつかは栄光の去るときが来るぞと述べただけであった。カナンとは、ユダヤ人たちが神に約束された「蜜と乳の流れる地」として、かつて原住民から奪い取った土地である(旧約 ヨシュア記に詳しく書いてある。強固な「ジェリコ(普通はエリコ)の壁」の由来もここにある)。イザヤ書の書かれた当時には、そのカナンの伝説が、ユダヤ人たちの間にも流布していたのであろう。とにかく、ここでは単に「光輝くもの」(おそらくは明けの明星)が天から落ちたとされているだけであり、日本語訳の聖書でも、「明けの明星」と通常は訳されている。では、そもそもルシファーとは何かというと、「光輝くもの」のラテン語訳が lucifer なのである。これを、後世の教父の一人が堕天使の名前とし、更にもっと後になってミルトンが「失楽園」で詳しく描いたりすることになる。 リリスは、イザヤ書 34:14 に出てくるが、通常「夜の魔女」や「こうもり」と訳されている。また、番組中で出てきたリリンなどは、ユダヤ教のタルムードや、後世のキリスト教の伝承の中に現れ、創世記には直接の記述はない。 エノク書 偽典エノク書は数多くの天使と天体に関する記述のある書で、幾つかのヴァリエーションがある。この書物は近年まで、エチオピア教会で発見された、エチオピア語への翻訳や、スラブ語への翻訳などしか知られていなかった。 エノク書の一部は死海文書に含まれる。また、それまで知られていなかった、エノク書の一部であると思われる「巨人の書」も死海のほとりで発見された。この書物は後にマニ(マニ教の創始者)が教えに取り入れたものと思われるふしがある。 エヴァに出てきた使徒の名はシャムシエルなど一部を除いては、エノク書には記されておらず(あるいは、記されてはいるが、別名になっていたり、訳のバージョンによって表記が異なったりしている)、後世のキリスト教や隠秘学の伝承によるものが多い。エヴァに登場する使徒は、おそらくマルコム・ゴドウィンの『天使の世界』大瀧啓裕訳(青土社)を参考にしたのであろう。 ちなみに、 ノースウェスト・ナザレ・カレッジのサイト: wesley.nnc.edu の「聖書外典偽典ホームページ」には、 英語版のエチオピア語(第一)エノク書がある。また、ノース・カロライナ大学のサイト SunSITE: sunsite.unc.edu の EXPO WWW exhibit org. による「死海文書展示会」には、 死海文書のエノク書の一部の英訳がある。日本語訳は『聖書外典偽典』日本聖書学研究所編(教文館)の第 3 巻にスラヴ語(第二)エノク書が、第 4 巻にエチオピア語(第一)エノク書が収録されている。 ヨベル書 偽典ヨベル書は、創世紀の再話である。創世紀で語られた物語の詳しいタイム・スケジュールが非常に緻密に描かれている。 アダムがエデンに入ったのはいつのことであるとか、エバが作られたのはいつかなど、非常に詳しく書かれている。また、アベルを殺した後、カインは地をさまよう者となり、後に子孫が町をつくる話が創世紀には語られているが、カインが一体誰と結婚して子をもうけたのかなど、疑問は尽きない。(それがどれくらい本当かどうかはともかく)ヨベル書では、アダムとエバが最初になした子は 3 人いて、カイン(長男)、アベル(次男)、アワン(長女)であり、アベルを殺した後にカインはアワンと結婚したと説明されている。 ノースウェスト・ナザレ・カレッジのサイト: wesley.nnc.edu の「聖書外典偽典ホームページ」には、 ヨベル書の英訳がある。日本語訳は『聖書外典偽典』日本聖書学研究所編(教文館)の第 4 巻に収録されている。 戦いの書 戦いの書には、光の子と闇の子の戦闘の想像図が描かれているが、2 つの対局の存在が戦うというモチーフ以上にエヴァとの関係はない。むしろ、トンデモ本である「死海写本が告げる人類最後の戦い」で、その著者がイスラエルの建国の年から推測して、人類滅亡が 2018 年としている点がおもしろいだろう。 ノース・カロライナ大学のサイト SunSITE: sunsite.unc.edu の EXPO WWW exhibit org. による「死海文書展示会」には、 戦いの書の一部の英訳がある。全文が読みたい場合には、『死海文書--テキストの翻訳と解説』日本聖書学研究所編(山本書店)がある。 もっとも庵野監督自身、オカルトなどのことにはそれほどは詳しくないことは認めており、死海文書などのタームは番組の奥行きを出すためのガジェットと考えるのが、現実的な解釈であろう。例えば、太田出版より刊行の『庵野秀明スキゾ・エヴァンゲリオン』では、死海文書には公表されていない部分があってそれがいいと思ったという旨の発言がある。とは言え、提供された作品をどう受けとめるかは、ひとりひとりの自由である。隠秘学的なイリュージョンに想像の翼をはためかせることもそれはそれで楽しいことであろう。 第壱使徒 アダム Adam (土の塵のひと) OP? #14? #15? #24? 2000 年に南極で人類が遭遇。 EVA-01 的な形状をしている。 2000 年 9 月 13 日に、ロンギヌスの槍によって(?)、卵に 還元されたものと思われる。これが後に言う 2nd Impact である。このときに 4 枚の羽根を展開? なお、 NERV 地下のターミナル・センターの L.C.L. プラント において、十字架に張り付けにされているのはアダムでなく リリスである。 「最初の人間アダム」との関係は不明だが、 2nd Impact で 卵に還元されたアダムを注意深く胚にまで成長させ、硬化 ベークライトで固めたものが、加地が独逸より持ち帰った アレだったのかもしれない。劇場版 EVANGELION REBIRTH では、「アダムもリリスも我々の手に云々」というゲンドウ の台詞があったので、張り付けになったリリス以外に、アダム もどこかにあるのだろう。 アダムとエバの物語は歴史上様々なヴァリアントを生み出した。 旧約聖書偽典にも、創世紀の再話が幾つかある。また、マーク・ トゥエインの「アダムとイブの日記」や、最近ではジョン・ クロウリーの「ナイチンゲンールは夜に歌う」などがある。 また、月光の輝きに満ちたすばらしいファンタジー小説に ジョージ・マクドナルドの「リリス」がある。 それから、ナノ・テクノロジーの発展と、その結果生まれた人形禍 (人間の娘が、ナノテクノロジーの生みだした遺伝するナノ ロボットにより、ドールという人間と似て非なる種族に成長する に従い変態してしまう病禍。これら人類の血脈に侵入した種族を 作中ではリリムと呼んでいる)を描いたリチャード・コールダーの 『デッド・ガールズ』や『デッド・ボーイズ』という作品もある。 第弐使徒 名称不明 東京襲撃? 新型爆弾と報道? 形状不明。 第参使徒 サキエル Sachiel (水 Water を司る天使) #1 #2 海中より日本列島に接近。第 3 新東京市を襲撃する。(第一次 直上会戦) あさりよしとおデザイン。『ワッハマン』に出てくるイシュタルを イメージして、デザインされている。 碇シンジ初陣の EVA-01 の暴走によりコアを砕かれ、 EVA-01 を 巻き込んで自爆。 企画書や、デザインの確定していなかったシナリオの段階では、 使徒名としてラジエル Raziel が用いられていた。 天使サキエルはケルビムのうちのひとりである。 第四使徒 シャムシエル Shamsiel (昼 Day を司る天使) #3 第 3 新東京市襲撃。(第二次直上会戦) 節足動物的形状。 モデルは身長 3m の宇宙人。あさりよしとおデザイン。 光る 2 本のムチを装備。 EVA-01 のプログナイフによりコアを 貫かれ活動停止。 第伍使徒 ラミエル Ramiel (雷 Thunder を司る天使) #5 #6 第 3 新東京市襲撃。掘削によって NERV 本部への侵入をはかる。 正八面体クリスタル状。強力な荷粒子砲と A.T. フィールドを装備。 ヤシマ作戦により、双子山山頂からのポジトロン・ライフルに よる長距離射撃によってコアを破壊され活動停止。 第六使徒 ガギエル Gagiel (魚 Fish を司る天使) #8 旧伊東沖にて国連艦隊を襲撃。鯨+エイ型形状。 EVA-02 と初の水中戦を繰り広げる。ダイダロス・アタックにて破壊。 第七使徒 イスラフェル Israfel (音楽 Music を司る天使) #9 海岸より第 3 新東京市に迫る。帰ってきたウルトラマンのペスター のような形状。 EVA-02 に一刀両断されるが、分離攻撃により EVA-02、01 を退ける。 分離後はオレンジの方が甲で、白い方が乙である。最終的には EVA-01 & 02 の同時過重攻撃により爆破。 第八使徒 サンダルフォン Sandalphon (胎児 Embryo を司る天使) #10 浅間山火口にて胎児形態で発見。 TV ではマグマのせいでよく 見えなかったが、設定資料によれば、変態後は、鮃に腕の生えた ような形状をしている。 EVA-02 による電磁光波網捕獲作戦(A-17号作戦)中変態。 EVA D 型 仕様用の冷却液を使用した内側からの熱膨張にて破壊。 第九使徒 マトリエル Matriel (雨 Rain を司る天使) #11 停電状態の第 3 新東京市を襲撃。蜘蛛的形状。 巨大な眼から溶解液を滴らせることが可能。パレットガンによる 射撃により活動停止。 第拾使徒 サハクィエル Sahaquiel (天 Sky を司る天使) #12 A. T. フィールドと自らの位置エネルギーを武器に第 3 新東京市を 襲撃せんとする。「常識を疑うわね」的形状。 プログナイフにより A. T. フィールドを破られ、刺され、爆発。 企画書の段階では、イメージボードに描かれたテープ状の使徒の 名がサハクィエルであった。 第拾壱使徒 イロウル Yroul (恐怖 Fear を司る天使) #13 外部からの物資に付着して侵入。マイクロマシンか? EVA の偽体を侵し、 MAGI をクラッキングし、 NERV 本部ごと 自爆を試みる。 赤木リツコ博士の働きにより、現在 MAGI と共生状態? 或は、急激に進化させられて自滅? 第拾弐使徒 レリエル Leliel (夜 Night を司る天使) #16 Dirac の海使徒。空中に黒い玉が浮かんでいるのが目立つが、 本体のトポロジカルな鏡像らしい。本体は厚さナノ・メートル オーダーの薄い黒い影である。 EVA-01 を Dirac の海に取り 込むことに成功するが、結局最終的に暴走(?)した EVA-01 に内側から破壊される。 第拾参使徒 バルディエル Bardiel (霰(あられ) Hail を司る天使) #18 EVA-03 の輸送中に、積乱雲にまぎれて侵入? 鈴原トウジによる EVA-03 の起動実験中に制御を奪う。第 3 新東京市 へ進行中に EVA-02、00 を倒す。無抵抗の碇シンジの操縦する EVA-01 と対峙し、ダミープラグに切替えられた EVA-01 により、 壊滅させられる。 第拾四使徒 ゼルエル Zeruel (力 Strength を司る天使) #19 第 3 新東京市を襲撃。第参使徒や第七使徒風のデザイン。 「最強の使徒」と呼ばれるだけのことはあり、超強力な ビーム砲を目に備え、伸縮自在かつ恐ろしく鋭利な薄い 布状の腕を備える。 EVA-02 の両腕、頭部を電光石火の早技で切り落とし、 EVA-00 による N2 爆雷を抱えての特攻をもしのぐ。 そして、あの強力な荷粒子砲を装備した第五使徒でさえ 果たせなかった NERV 本部への力づくの侵入を果たし、 その地下に眠るアダムと思われていたリリスを目指す。 が、碇シンジとのシンクロ率 400 % になった EVA-01 に 一方的に破壊され S2 機関を喰われてしまう。 第拾伍使徒 アラエル Arel (鳥 Birds を司る天使) #22 ハレルヤ精神攻撃使徒。光輝く鳥状の形態。 突然衛星軌道上に出現する。迎撃に出た惣流・アスカ・ ラングレー操る EVA-02 に対して精神攻撃を仕掛けたのみで、 EVA-02 を倒した後、何をするつもりだったのかは、謎に 包まれている。 EVA-00 によって投げられたロンギヌスの槍の 直撃により消滅。ちなみに、劇場版 EVANGELION REBIRTH では、 その後、ロンギヌスの槍が月面に深々と突き刺さっているカット があった。 第拾六使徒 アルミサエル Armisael (子宮 Womb を司る天使) #23 DNA 使徒。第 3 新東京市上空に出現。目標は NERV 本部という よりは、 EVA を浸食することにあったように思われる。 EVA-00 に侵入し、綾波レイと精神的にコンタクトし、融合 しようと試みる。その後更に EVA-01 をも浸食せんとするが、 綾波レイの自爆により、消滅。 第拾七使徒 タブリス Tabris (自由意志 Free Will を司る天使) #24 渚カヲル。最後のシ者。 5th Children 。途方に暮れていた 碇シンジと接触。 EVA-02 を伴いアダムと思われていたリリス を目指す。 EVA-01 が EVA-02 を倒した後に、 EVA-01 に握り つぶされて絶対的自由と等価な死を得る。 カホル(Cahor)という鬼神(Genius)が、タブリスと一緒に、 ティアナのアポロニウス(グノーシスなオカルト研究家の間では 有名なキリストとほぼ同時代のオカルティスト)の著作である (とエリファス・レヴィは紹介しているけれど、実はたぶん違う) ギリシア語で書かれた魔導書「ヌクテメロン Nuctemeron」 に出てくる。(なんて複雑な説明(^_^;)) そこではカホルは 3 時を司る欺きの鬼神と紹介されている。 (ちなみにタブリスは 6 時) なお、エヴァのスタッフがこのことを知っていて、渚カヲルと 名付けたか否かは定かでない。 また、かおるという名は映画「 1999 年の夏休み」にも登場する。 第弐拾四話は、この映画の持つ独特の雰囲気(台詞の言い回し、 演劇的構成など)に相通じるところが非常に大きい。 ちなみに企画書の段階では、この少年は猫を連れた最初の人間 形使徒だった(「猫と転校生」)。また、シナリオ初稿では、 カヲルは使徒形態に変わることになっていた。 初期シナリオでは、カヲルはネルフ本部のことを「死都ブリュージュ」 と関係つけて語っている。 第拾八使徒 リリン Lilin(リリスの子)#24 劇場版 EVANGELION REBIRTH ではミサトの口より、「人類は アダムと同じリリスと呼ばれる生命体から生まれた第拾八番目 の使徒だったのよ。他の使徒はその他の可能性だった。」と説明 された。 この説明の意味はよくわからない。 まず、カヲルの台詞を思い出してみよう。 「エヴァ・シリーズ。アダムより生まれし、人間にとって忌む べき存在。それを利用してまで生き延びようとするリリン。」 「エヴァは僕と同じ体でできている。僕もアダムより生まれし ものだからね。」 「アダム。我らの母たる存在。アダムより生まれしものは、 アダムに還らねばならないのか、人を滅ぼしてまで。」 すると素直な解釈は、「使徒」==「アダムから生まれた存在」、 「使徒がアダムに還ると人が滅ぶ」である。 にもかかわらず劇場版での説明によると、「人類」==「第拾八 番目の使徒」==「リリスから生まれた存在」となる。 また、映画のパンフレットでは「使徒」==「リリスから生まれ た存在」となっていた。 妥当な解釈は、 1. リリスないしはアダムから生まれたものを使徒と呼ぶ 2. リリスとアダムの間に生まれた子供が使徒 3. カヲルだけが特別にアダムから生まれた 4. カヲルは嘘を教えられていた 5. ミサトが誤解している 6. 物語の設定がそもそも破綻している などであろう。 第 X 使徒 名称不明 SEGA SATURN 新世紀エヴァンゲリオン ("1st Impression") おそらく第九話以降、第拾七話以前の話である。(EVA-00 の ボディが黄色なのはおかしい) バク使徒。長い尻尾で EVA-01 パイロット碇シンジの記憶を奪い、 それに基づき攻撃する。基本的にラミエルの荷粒子砲と イスラフェルの分離攻撃を用い、シナリオ分岐によっては、 碇ゲンドウのイメージまで操る。最後にどうなるかは、シナリオ 分岐に依存。 ちなみに、リニューアル版や "2nd Impression" のパッケージに よれば、 "1st Impression" は、第八話と第九話の間に入る ことになるようだが、それはおかしい。というのも、ゲーム中で 第九話のイスラフェル分離攻撃が描かれているからである。 第 XX 使徒 名称不明 SEGA SATURN 新世紀エヴァンゲリオン "2nd Impression" ゲームのパッケージによれば、第拾四話以降、第拾八話以前に 入る話。能力はシナリオ分岐に依存していて、エネルギーを吸収 するから、コアを分離できるまで様々、共通しているのは、幼態 から蛹を経て成態になること。 ちなみに、この事件はゲンドウによって、・・・以下、ソフトバンク 刊の『新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression バイブル』でも 見て下さい。 第 ? 使徒 アドヴァキエル、ゼフォン、アタリブ、アズラエル他 EVA RPG |